子供の頃、壊れた時計を貰って分解して遊びました。
真鍮の歯車やゼンマイやネジが宝物でした。
いつの間にか父親に捨てられてしまいましたけど。
父親は人の物を勝手に捨てる人で、子供の私が「それは要るの!」と泣いていてもこんなのゴミだと決めつけて聞く耳無しでした。
今でもその癖は治っていません。
最近スチームパンクの作品(造形物とか)の画像を見ていて、もったいない事をしたと思い出します。
因みにスチームパンクの雰囲気や質感は好きですが、装飾過剰なデザインは嫌いです。
ペンダントなどのアクセサリーに歯車を使うのは良いと思うけど、機能がある何かに意味のない歯車が付いていたりするのは嫌いです。
架空のメカでも機能美を感じさせるデザインでないと詰まらないと思います。
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スチームパンクの画像を見ているうちに、こんな物を持っていたのを思い出しました。
どちらも母方の祖父の形見です。
祖父が鉱山を探していた頃の仕事道具です。
方位磁石にK.HATTORIと書かれています。
服部金太郎、現在のセイコーが大正6年から昭和12年まで?使用していた社名です。
銅の合金でずっしり重いです。
虫眼鏡も鉄は使用されていないようです。
こういう質感は好きなのでなるべく使いたいと思います。
スマホに方位磁石の機能がある時代ですが、ツーリングでは紙の地図を主に、迷った時だけナビも使うけど、正直方位磁石は持っていても使う事はあまりありません。
それでもバイク装備の小さくて軽いプラスチックの方位磁石とこれを入れ替えようと思います。