1月22日放送のNHK、サイエンスZERO『人間とは何か? アンドロイド研究最前線』がとても面白かったです。
28日に再放送があるのでお勧めします。
石黒浩さんの研究の紹介が主なのですが、初期の物から現在の物までの変遷、人間らしい動きの追求という部分が興味深いです。
外側のシリコンなどは映画のプロップと同じ物です。
でも中身はプロップのサーボモーター式とは全くの別物です。
人間は無意識のうちに細かく動いています。
手を上げようとすると手に合わせて全体が連動して動きます。
その再現がまだ出来ないようです。
下手な人が役を演じる時、緊張したり決められた動きを意識し過ぎて硬い印象になることがあります。
無意識の細かい動きが減るのでしょうね。
『ターミネーター』では演技に難があったシュワルツェネッガーさんを採用することでロボットらしく見せる逆転の演出が成功しました。
勿論、シュワルツェネッガーさんもロボットらしい動きを工夫して演じてもいるのですが。
最新の夏目漱石ロボでも、未だターミネーターよりずっとロボットぽく見えます。
この差を詰めるのは相当難しいのでしょうね。
私のシリコン製ターミネーターも、いつか動くようにしたいです。
エンドスケルトンが露出しているなら、サーボモーターの単純な動きでもロボらしくて良いのではと思います。