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Channel: T-960の記録
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AIの東大受験と特異点の話

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AIが東大受験


東大合格をあきらめ、進路変更


何故合格出来ないのか


中高生が文章を読めない



AIの研究で東大受験に挑戦、失敗、何故?、そして教育問題へという話です。



2045年?に特異点が訪れる(AIが人間の能力を上回って人が遊んで暮らせる世界が来る、否、スカイネット誕生だ、人類の滅亡だとか)という話に新井紀子教授は懐疑的になったそうですが、これは今のAI研究の方向性ではAIが文章の読解力などで人間に敵わないという事ですよね。

違う方向性のAI研究からの特異点到達はあるのではとも思いますが、それは置いておいて。


4番目のリンクの「中高生が文章を読めない」というのは、どうしてこんな事になったのでしょうね?


私は小学生の頃から活字中毒でした。
学校の授業は、教科書に書いてある事をどうして先生はクドクドと話すのだろうと思っていました。
私は授業を聞き流しても1人で教科書を読み進めて理解出来たので、後は漢字や年号などの記憶問題だけやれば良かったのです。
(教科によって興味の有無はあったので、好奇心に従うだけでは成績のばらつきがありましたが。)

でも東大受験AIの結果からすると、単に本を沢山読めば読解力が身に付くという訳ではなさそうですね。


例えば今の「でも東大受験AIの結果からすると、単に本を沢山読めば読解力が身に付くという訳ではなさそうですね。」を『人が誰でも沢山本を読めば読解力が身に付くという訳ではなさそうですね。』と読み取るか、『AIが文章を沢山読めば読解力が身に付くという訳ではなさそうですね。』と読み取るか、私が人の脳やAIの仕組みについて空想しているのだろうと感じるのか。

(私の文章の表現力の問題もありますが、)場合によっては解釈に幅があって良いのですが、こういう曖昧さは難しいでしょうね。



中高生の読解力が低コストのAI以下にまで落ちてきている、本当でしょうかね。
(昔から馬鹿が2、3割ぐらいは居たのではという気もしますが)

人間の能力が落ちる事で特異点が訪れるなんて、悪い冗談ですよ。



私の時代の詰め込み教育は記憶力重視で、個性的な発想力が伸びないなどと言われていました。
詰め込み教育は、ロボットの様な奴隷的労働者に育てるには効果的です。
(個性的な発想力を実現するには、基礎になる豊富な知識も必要だと思いますが)

その反動のゆとり教育は失敗だったと言われれていますが、詰め込みを減らしたのは別の事を学ぶ為なのに、何をしたら良いのか解っていなくて遊ばせてしまったのでしょうかね?

友達の教師から聞いた話では、現在は考え方を学ぶとか話し合い方を教えるとかもやっているらしいですが、どうなるのでしょうね。

読解力、コミュニケーション能力・・・



「ロボットに人の気持ちは解らない」
「私にも人の気持ちは解らない」

現在の会話するロボットは会話の内容は理解していなくて、会話の真似をしているだけですが、そもそも人間同士が解りあえているのかの証明は出来ないですよね。

「人はどうして和歌を理解出来るのか」本当に理解出来ているのかな。
文章でも他の芸術でも表現とは受け手の解釈の多様性にも価値があるわけで、単に理解出来るかどうかではないとも思うのです。


コンピューターと人の脳を繋ぐ研究もされているので、人の脳同士を繋いで「人間同士が解りあえているのかの証明」が出来てしまう日も来るのでしょうか。

そんな未来の芸術表現とはどんな物になるのかな。



AIで絵を描く



現在のAIによる作曲や絵は、会話ロボットと同じでパターンを真似ているだけですが、専門家でない人間の作品は超えている様に見えます。
でもそれはAIによる表現ではない。
人がAIを使って絵を描いたとは言えると思いますが、表現するというのとは違う気がしますね。


表現力とか読解力とは何かを突き詰めていくと、自我や感情とは何かという話になりそうですね。






以上は、AIの専門家でも、教育者でも何でもない、SF好きの妄想話という事でご容赦願います。



個人的には、娯楽としての会話が出来るロボットや自動翻訳の進歩を期待していますが、それにはAIが読解力の問題をある程度は克服する必要があるのですね。
















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