このブログでは異質ですが、日本語は面白いという話です。
『外来語』
日本語における借用語のうち漢語を除いたもの。
主に西洋言語からの借用語、洋語。
カタカナ語、横文字とも呼ばれる。
ボタン、ランドセルなど。
『和製英語』
日本で作られた英語風の日本語。
英語圏では通じない。
ナイター、レベルダウン、デッドボールなど。
私は小学校の5年生ぐらいでこのように習いました。
現在の教科書がどうなっているのかは知りません。
『和製英語』という用語を作った学者は馬鹿だ、『英風和製語』と呼ぶべきだと小学生の私は思っていました。(今でもそう思います)
外来語は、元の言語が何か、いつの時代に入ってきた言葉かを知ると、日本史の理解にもつながり面白いと思います。
横文字というとアルファベット表記を連想するので、私は外来語を横文字とは呼びません。
ナイターなどが本当に和製英語なのかという議論もあり面白いです。
例えばハードボイルドは英語からの外来語ですが、英語圏ではすでに死語なので通じないそうで、死語になった語源の存在も忘れられたら和製英語なのか外来語なのか判断出来なくなります。
また、元の言語と外来語の意味が変化するのはよくあることです。
それはそういう日本語であるというだけのことですが、和製英語や新しい『カタカナ英語』の氾濫が日本語の乱れと英語学習の妨げになるのは問題だと思います。
日本語にない概念を輸入する際に、カタカナ表記で対応出来るのは日本語の長所です。
でもマニフェスト(公約)やコンプライアンス(法令順守)のような日本語にある言葉をカタカナで表現するのは無意味です。
日本語に元々ある言葉をわざわざ置き換える『新しいカタカナ語』を多用する発言者は頭が悪そうに見えます。
日本語の語彙能力が低いのかなと感じるのと、その手の発言は内容が薄い場合がほとんどだからです。
内容の薄さ浅さを誤魔化すために新しいカタカナ語を使用しているのでしょうね。
日本語を学ぶ外国人のぼやきを聞いたことから、個人的に常々思っていたことを書きましたが、私は言語学者ではありませんのでこの記事の正誤は保証出来ません。
記事の途中でフォントが変化していますが、単なるエラーです。